アイコンタクトで歩く

この4回ほど外という刺激の多い空間でアイコンタクトで歩く練習。場所はお店の前の1辺10m弱の4角く植栽された周り。植栽のところには草の匂い、ワンちゃんの匂いなどビーちゃんにはとっても魅力的な匂いがいっぱい。またお店はここよりずっと都会なので、車道は車、歩道は人、子どもが頻繁に通る。そしてゴローも一緒に歩き、他の犬という刺激も加える。

最初はもちろんビーちゃんは植栽の匂いが気になってしょうがない。当然飼い主など眼中になくひたすら匂いをかぎに行く。

まずは匂いをかいでいいとき、いけないときをはっきりビーちゃんに示す。匂いをかいでほしくないときに匂いをかぎに行くときはビーちゃんを無視して歩く。最初はひっぱって抵抗するものの次第にひっぱっても無駄だということを学習していく。

次にごほうびを使う。他の刺激より飼い主に注目したらごほうびを与える。このとき問題になったのがごほうびをあげるタイミング。普段からお座りをしたらごほうびという形が定着していたので、どうしても座ってからごほうびとなってしまう。この練習ではお座りが一番良いことではなく、飼い主に注目して歩くことが一番良いことなので、アイコンタクトをしながら歩いているときにごほうび。

リードの持ち方もビーちゃんが左側についたとき、右手にワッカを通して、左手でカラー近くを持っていた。だが、その持ち方だと左手がうまく使えない。ごほうびをあげる位置も定まらない。そこで、リードを持つのを右手だけにする。左手はビーちゃんの目が追えるようにする。最初はおやつを持って私のあごの下に。その位置に持ってくるとビーちゃんが左手を追ったときアイコンタクトがしやすい。また、おやつをもらえるのはヒールポジションで固定することができる。

これを繰り返し練習していくと、ビーちゃんは左手を追うようになる。他の刺激に向きそうになったら名前を呼んで再び注意を向けさせる。呼ぶタイミングは注意が逸れそうになったとき、逸れてしまってからでは遅い。またこのとき注意が戻ってきてもおやつをあげてはいけない。注意が逸れたらおやつをもらえると誤解してしまうから。そして上手に歩けているときは声でたくさん誉める。

最初はおやつに頼っていたこの練習もおやつがなくてもできるようになってきた。昨日は植栽周りの1周をおやつなしでアイコンタクトをとりながら歩くことができた。しかもチャイちゃんの練習のお手本として歩いたときは最後にヒールでお座りというおまけつき。チャイちゃんのお母さんに「すごいですね、チャイもこんなふうになれるのかしら」と言ってもらってとてもうれしい。

次からはお散歩の練習。昨日は少しお店の周りを歩いたのだが、初めての場所で匂いをかぎたくてもうたいへん。これもまた練習、練習だな。

「来週からはこの衣装でトレーニングだわ。エレガントに歩かなくっちゃ」。

Commented by momoママ at 2008-01-20 19:12 x
ビーちゃん確実にトレーニング進んでるみたいですね(^-^)
ビーちゃんのあまりにも素敵なコート姿に釘付け♪です。
エレガントですねぇ~
アイコンタクトしながらお散歩するビーちゃん素敵だろうなぁ~
ビーちゃん寒いけど頑張ってね!
Commented by maki at 2008-01-20 22:30 x
まだまだこのコートにふさわしいような歩き方はできないんですよ。

ビーちゃんがトレーニングで学んでいるのはマテやお座りやアイコンタクトだけではないと思っています。私たちのところへ来るまで「あきらめること」を学んできたビーちゃん。以前の飼い主にあまり相手にされず子犬時代からたくさんあきらめてきたと思います。そのビーちゃんに人と暮らすことは楽しい、自分のアクションによってうれしいことが起こるということを学んでもらえればと思っています。
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by bee_cocoa | 2008-01-19 10:50 | トレーニング | Comments(2)

始めたばかりのスローライフにやってきたビーちゃん。ビーちゃんを通して広がった世界、出会った人々。あなたはまさに「運命の犬」。


by maki